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2015年08月02日
第624回「リキッドルームで会いましょう!」
「ほら、ここにこうやってね」
そう言って、山盛りに盛られたお皿の上から、かぼすを数滴たらしました。すると、あんなにこってりしていたスペシャルプレートが不思議なことに、さっぱりとした風味になってきました。あらたに加わるメンバーは、そんな役割かもしれません。
「こんな僕でよかったら、肩あたためておきます」
彼からメールが来たのはまだほんのり寒さの残る夜。彼のこれまでの活動への労いとこれからの人生への激励のための食事会のあと、僕の希望を伝えました。「普通のおじさん」の道を選んだ彼に、イベント出演のオファーをすることは、リングを降りたボクサーにまた戦ってほしいと依頼するようなもの。それなりの覚悟がありました。再びステージにあがることは、ある意味で辛いことかもしれません。にもかかわらず、彼は、快く受けてくれました。
「近くなったらまた連絡します」
ただ、目先の予定さえ見通しがたっていない彼に、半年後のイベントに時間を割く余裕はなく、すぐに決定の印はつけられませんでした。催促するわけにもいかず、合格発表の日を待つ日々。そして、出演者の第一弾発表が過ぎ、第二弾発表をする頃、彼からメールが届きました。
「8月のイベント、ぜひよろしくお願いします!」
そうして、今年のロケフェスに、「普通のおじさん」こと、シャカの植松氏の参加が決定しました。
彼はロケットマンショーそしてロケフェスに欠かせない存在。前者においては、4時間の生放送のなかでなごみの時間を、後者のロケフェスにおいては、20分のトイレ休憩に登場し、時間を持て余している人々に笑顔を与えてくれました。人呼んで「ミスター・トイレ休憩!」。レストランのメニューのようなファイルを片手に、声高らかに叫ぶ彼の奉行のしらべ。カウントダウン形式でお送りする「ベストヒット奉行」は、トイレ休憩の時間に行うのはもったいないほどの珠玉のエンターテイメント。彼の代役は誰にも務まりません。彼の「奉行」という音楽のおかげで、川のせせらぎのような、その空間に穏やな空気が流れます。これだけハイカロリーなスペシャルプレートも、植松という「かぼす」のおかげで、全体にさわやかな香りと風味をあたえてくれるのです。
ということで、すべての出演者を紹介しました。当日、乱入する者もいるかもしれませんが、以上のメンバーで今年のロケフェスをお送りしたいと思います。そして、今回も長時間に渡って素敵なVJを務めるてくれるのは、新進気鋭のクリエイター・アラキツヨシ。もちろん、クラフトホリックとのコラボグッズや高速家族の協賛など、イベントを盛り上げてもらいます。フェスTシャツにフェスタオル、リストバンドに光りもの。先行予約でチケットを購入された方は入り口でオリジナルバッジを受け取って、ぜひTシャツなどにつけちゃってください。
あと2週間となりました。なにがなんでも最高の夜にしましょう!それでは、8月16日、リキッドルームで会いましょう!
2015年08月02日 11:03
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