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2013年04月19日

第527回「祝!13周年!!」




 毎月開催している三宿webでのイベント、ロケットマンデラックスが今月で13周年を迎えることとなりました。25歳ではじめたこのパーティーもあっという間に13年。気づけばこのクラブで、いや、都内で、いや、日本でもっとも長いクラブイベントになっているのかもしれません。5人から4人になったものの、DJ陣は同じ顔ぶれ。このメンバーで地方遠征にいったりもしました。僕が山梨と出会ったのも、それがきっかけとなっています。お客さんも、入れ替わりはあるものの、久しぶりに来てくれる人もいて、母校の先生のような気分になるときもあります。





 こんなにも続いたのは、続けたかったからなのか、終わることができなかったのか、開始するときはまさかこんなことになるとは思っていませんでした。そもそもこのイベントは、僕がDJをするイベントではあるものの、目的は「DJをすること」ではありませんでした。一番の目的は、曲を作ること。当然、DJをやりたくないわけではありませんが、曲を作るため、音楽表現をするためのフィールドとして、クラブを選んだのです。





 いまとなってはDJをする人はたくさんいて、それこそ同業者のなかでもDJイベントを行う人は少なくなく、女性のDJも当たり前になってきましたが、やはりかつては偏見や先入観もあり、クラブやDJという響きは、遊んでいる危険なイメージが先行していたものです。実際、仕事をしている感覚ではありませんが。ましてや軸足を芸人という場所におきながらという姿勢は、必ずしも万人に受け入れられるものではなく、まぁ言わせておけばいいかと聞こえないふりをしていたけれど、昨今の周囲の視線とは異なるものでした。いまでは、なにかあるとDJを呼んでパーティーを盛り上げるという風潮になり、かつて芸人さんがやっていた盛り上げ役をDJが担うようにもなりました。DJというものがすっかり定着したのです。





そうしてDJのイメージは変わったものの、まだトラックメイカーであることはあまり知られていないかもしれません。全員ではありませんが、単にクラブで曲をかけるだけでなく、曲を制作するDJは珍しくありません。僕のようなタイプがそれに当てはまりますが、今後はそういった面が日本でも広がるといいなと思っています。





「DJ、やってるんですよね?」





 13年も続けてきたことは、決してすごいことではありません。13年続けたということは、それ以上でもそれ以下でもなく、13年続けた、ということ。そこで得たもの、体で感じたものが真実であって、自分だけがわかっていればいいのだと思います。音楽に対する気持ちは、いつまで持ち続けることができるのでしょう。わからないけれど、僕にとっては1時間DJをすることも、1時間司会をすることも同じこと。やはり、LIFE IS MUSICなのです。





 





PS:ぜひ遊びに来てください。4月19日(金)ロケットマンデラックス〜13周年スペシャル〜OPEN23:00@三宿WEB



2013年04月19日 06:22

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