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2011年07月03日
第452回「ふかわりょうができるまで①はじめに」
今回から不定期開催することになりました、「ふかわりょうができるまで」。これは、週刊ふかわだけでも大変だというのに、アメブロだとかツイッターだとか、いろいろ手を広げすぎているため、せっかくリニューアルしたHAPPY NOTEから工事中の文字が消えないまま、ただ月日だけが流れてしまいそうな気配が漂ってきたために開始されたもの。そんな風に言うと、プロフィールなんて時間かかるものじゃないでしょ、と思うでしょう。たしかにその通り。事務所が管理している文言をコピペでもすればいいし、最悪ウィキペディアのリンクでも成立はします。しかし、晴れてリニューアルしたホームページ。せっかく遊びに来てくれた人に対して、著作物のうしろのほうに載っているような当たり障りのない情報では、あまりに楽をしすぎだし不十分。ここでは、ここでしか見られないプロフィールであるべきだと感じたのです。そうして、どの程度掘り下げるべきか、いつからの情報が適切なのかと考えた結果、こうなったら徹底的に精度の高いものにしよう、という決意に至りました。これを読んだ人が、僕という人間を知り、少しでも好きになってくれるようなもの、感情移入できるプロフィールにしようと。そして「ふかわりょうができるまで」というなんとも仰々しい文字が並べられた瞬間、僕の長い戦いの火蓋が切って落とされたのです。
ただ、自分でプロフィールを書くという行為は若干の抵抗、厳密にいうと、自分で書いたプロフィールだと思われることに少なからず抵抗があります。というのも、自分の中での評価と他人のそれは違うものだし、こう思われたいのかと勘繰られてしまうのがどこか恥ずかしさが芽生えます。それに、これは単なるプロフィールというよりも、これまでの歩みとしての意味合いが強く、自叙伝的印象を与えるかもしれません。後世で語り継がれる偉人か、その可能性があればまだしも、まだ歴史的になにも痕跡を残していない身分。いま自叙伝を発表しても引力に欠けるし、ただ困惑させてしまうのではないでしょうか。また、ここが一番の問題ですが、結局僕も人間です。この世に完全なる客観的自叙伝はないというように、そこに誇張や美化が伴う可能性は大。嫌なことは触れず、いいことだけを誇張して伝える。都合よく脚色された自叙伝になることは間違ないのです。
必要あるのかないのか、もはやこの異常なまでに長い前書きの段階で、先が思いやられるかもしれませんが、ここで掲載したものが、ハッピーノートのまだ工事すらはじまっていない部分に反映され、時間とともに充実していくという、それはまさにガウディーの建築を見るような興奮を与えるかと見込んでいます。もちろん、これは毎回取り組むものではなく箸休め的存在なので、恒例の堅苦しく長ったらしい文章が時折顔を出すかと思います。
ちなみにこの「できるまで」、プロフィールのそれと、「ふかわりょう」そのものができるまでの、ふたつの意味があります。だからきっと「完成」は訪れないのだろうけど、自分自身を磨きながら、プロフィールという巨大な塔を築いていきたいと思うので、末永くお付き合いください。いったいどこからはじまるのか、乞うご期待!
2011年07月03日 00:14
コメント
ウィキペディアもあるのだから、ふかわさんはプロフィールに関してはのんびりと実行していく事でいいのではないでしょうか。なんか工事中というのも気を使うふかわさんらしくて、いいですよ!僕はロケショーと週刊ふかわだけでもかなり楽しませていただいております!
投稿者: 下町の根強いふかわファン | 2011年07月03日 07:08
発信していくことは、ある意味、戦いと言っても過言ではないような気がします。カメラの前ではない、ふかわさんの語りが心に落ちるから、多少の誇張や美化があっても、やさしく、人生の余白をうめてくれるストーリーにきっとつながるはず。スルドイ観察力で走ってきた、いままでの日々。にごらない目で、目利きされ、「おわらないプロフィール」に向かっているんですね。
常に美学を持ち続けて、カッコよく!いまが、確かなプロセスを踏むとき。それさえも、エネルギー源になりますよね。自叙伝に向けての、プロフィールの構築、ワクワクします。とても楽しみにしています〜!
投稿者: アトリエのピンクッション | 2011年07月03日 18:07
こんにちは。
ついに工事に着手されたのですね。
自分で自分のことを書くのはとても難しいですね。
でも、こんなにも深く掘り下げて、時間の経過とともに完成していくプロフィールなんてほかにみたこがありません。ふかわさんらしいなぁと思いました。
気長に、楽しみにしています。
投稿者: フィンランドの雨 | 2011年07月03日 22:48
何に対しても丁寧なその姿勢が本当にすごいと思います。
ここを初めて拝見した時、言葉だけで惹き付けられました。
これからも素敵にそれが積み重なって積み重なって、いく様子を見守らせてもらえたらうれしいです。
投稿者: ひょう | 2011年07月08日 14:15
「必要あるのかないのか」……少なくとも、「未来の自分への手紙」にはなると思います。将来において、ある難題に直面して袋小路に陥った時などに読み返してみて、助けられることもあるかと思います。
未来の自分が思索・実践力において今の自分より優れているかというと、必ずしもそうではない状況に陥ることもあると思います。例えば、年を重ねた未来の自分は、経験を積んだが故に却って色々と考えすぎて前に進めなくなってしまう…ということもあると思います。そんなときに、シンプルだけれども本質をきちんと捉えていた(“過去の自分”となった)自分の言葉に活路を見出せることもあるのではないでしょうか・・・。
投稿者: 明けの明星 | 2011年07月10日 00:06
こんにちは。
初めて こちらにコメントさせていただきます。
こちらのブログやアメブロに初めて出会ったとき、探していた宝物を見つけたような気持ちになりました。
誰かにも伝えたいような、秘密にしておきたいような。
伝えるということはほんとうに難しくて
ぜんぶ伝えたくても 言葉では足りないですね(>_<)
ふかわさんは音楽でも表現力されて、
こちらでも こんなに沢山の言葉たちで 伝えようとされていること…本当に尊敬です。
これじゃまったく言葉が足りないですが、これからも ふかわさんの言葉や音楽に影響されていくことが すごく楽しみ!! 感謝の気持ちがわいてきます(*^^*)
投稿者: 聖水 | 2011年07月30日 10:14
ありがとう
ガウディの建築のように
イメージしながら
眺めたりしてます
ロケットマン
ありがとう
投稿者: アイスの国の学校 | 2011年08月03日 02:42