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2021年02月01日
第863回「うたたねクラシック2021」
以前もお伝えしましたが、来たる、2月13日は福岡、14日は宮崎で「うたたねクラシック」を開催します。福岡、鹿児島、佐世保と、なぜか九州に偏っていますが、今回のうたたねメンバーは、これまでと違う彩になっています。
チェロはもちろん、「きらクラ!」で8年間共演を務めてくれました遠藤真理さん。番組が終了し、一度、彼女の配信番組に呼んでいただきましたが、それ以来の共演。毎週会っていたのに、いつの間にかこんなに会わなくなるとは。再会が楽しみです。
続いて、メゾ・ソプラノは、いつも朗らかな林美智子さん。美しいその声もさることながら、美智子さんがいらっしゃると周囲がとても明るく華やかになります。うたたね第一回から出演してもらい、ラジオ番組でも共演していますが、美智子さんの笑い声にいつも包まれていました。
ヴァイオリンは、川久保賜紀さん。真理さんと親交も深く、トリオも組んでいるので、もう息もピッタリ。穏やかな性格ですが、いざ演奏が始まると、とても艶やかで凛々しい音を奏でてくれます。佐世保から参加してくれています。
ヴィオラは、須田祥子さん。以前「きらクラ!」の水戸の公開収録にも出演してくださいました。「SDA48」なるヴィオラ集団を結成するなど、とてもユニークな活動を精力的に行い、ヴィオラ愛に劣らない、卑屈なところも彼女の魅力のひとつ。うたたねは初参加ということで、どのようなハーモニーを届けてくれるのでしょう。
そして、ピアノは加藤昌則さん。「きらクラ!」の都城の公開収録にも出演してくださいましたし、昨年末のNHKFM「ベートーベン生誕250年特番」でも共演させてもらいました。そこでは、ベートーベンのピアノ・コンチェルトを1番から丁寧に解説していただき、独自の解釈を交えながら、とても貴重なお話を披露していただきました。演奏はもちろん、作曲・アレンジでも名を馳せていて、うたたね初参加となりますが、加藤さんのアレンジした楽曲もお届けしたいと思います。
最後は、うたたねナビゲーターおよびパジャマ担当、私、ふかわりょうです。パジャマにマスクを着用すると、ナビゲーターというよりも、病院から抜け出してきた人にしか見えないかもしれませんが、お客様が少しでもリラックスして聴いていただけるように、ゆったり進行していきたいと思います。
会場の福岡シンフォニーホールは、2018年5月、最初に「うたたねクラシック」を開催した場所。満員のお客様に囲まれてスタートを切ることができました。そして宮崎は、初めて足を運ぶ、メディキット県民文化センター(県立芸術劇場)になります。どちらも、すべての席を使用することはできませんが、空間に余裕を持って、みんなが安心して楽しめる、大きな揺りかごにしたいと思っています。
誰もが心にゆとりがない日々を送っています。今、我々にできること。与えられた範囲内で活動すること。エンターテインメントのあり方を見つめ直す機会にもなりました。そんな中、こうして素敵な演奏家の方々と演奏会ができること、とても感謝しています。出演者はもちろん、スタッフ、会場、それぞれ対策をしっかりとった上で、来てくださったみなさんに、極上の音をお届けしたいと思います。
2021年02月01日 14:45
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