« 第838回「ニュー・シネマ・パラダイス」 | TOP | 第840回「箱の中にあったもの」 »

2020年07月22日

第839回「あざとい夜はもう来ない?」

 

 今週水曜日にリリースされました「あざとい夜はもう来ない?」聴いていただけましたでしょうか。この曲は以前お伝えしたように、田中みな実さんのご厚意&ご意向に沿う形で、テレビ朝日の「あざとくて何が悪いの?」という番組のエンディング・テーマとして作ったもので、そのオンエアに先駆けて配信となりました。自分の楽曲が局所的にテレビで使用されることはしばしばありますが、ここまでしっかりと流れるのは初めてかもしれません。かつて、夏目三久さんが出演されていた深夜番組のエンディングで「FOREVER DEBUSSY」が使用されていたことがあるのですが、あくまでエンディングBGM。クレジットもありませんでした。それが今回、出演者が曲に合わせて踊るということで、好きな女性アナ1位と2位のあざとダンスに数日前からネットニュースが乱立するほど。しかも、田中みな実さんと弘中綾香さんだけでも大変なことですが、これに加えて他の共演者も踊ってくれているそうなのです。この原稿を書いている段階ではまだ拝見していないので、オンエアが非常に楽しみです。

 今回の振り付けは、ウラシマンタロウくんによるもの。彼は事務所の後輩で芸人をやっているのですが、CMに出演したり、振り付けが得意なのでそういった仕事もちょくちょくやっています。「とんぶりの唄」と「どうにかなりそう」の振り付けも彼によるもの。そして「あざとい夜はもう来ない?」には「あざと可愛い」振り付け。試作段階で彼が踊る動画を見たのですが、なかなかのおっさんが踊っているにも関わらずとても可愛かったので、完成形はものすごい破壊力を持った衝撃のダンス動画になると思います。

 番組のエンディングでは、90秒ほどのショートサイズですが、開設される番組公式YOUTUBEチャンネルでは、メイキング映像なども入ったフルサイズに加え、再現ドラマに出演した方のダンス動画もアップされるとのこと。色とりどりの「あざとダンス」が見られるわけです。

 そして今回ヴォーカルを担当するジュリさんは、中国江蘇省生まれで、音楽高校を出て名門バークリー音楽大学に進学。現在は慶応大学の大学院生。実は、初対面がレコーディング本番でしたが、こちらのイメージに合わせて歌ってくれて、とてもスムーズにいきました。柔らかく優しい声かつ、中国出身という香りがよきスパイスになっていると思います。彼女のこれからの日本での活動のステップになればと思います。

 20年前に始めたDJ。それは、自分の音を作るため。これまでたくさんの曲を作ってきましたが、世に出ずハードディスクに眠ったままの楽曲がどれほどあることでしょう。しかし、それらは地中に根を張って、私に栄養を送っているのでしょう。人との出会いのおかげで、ハードディスクを飛び出し、多くの人に聴いてもらえてとても幸せですが、これからも、しっかりと根を張りながら、花を咲かせていきたいと思います。

2020年07月22日 16:42

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.happynote.jp/blog_sys/mt-tb.cgi/222

コメント

コメントしてください

名前・メールアドレス・コメントの入力は必須です。




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)