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2018年08月24日

第758回「残暑見舞い申し上げます」

 

 台風と猛暑が交互にやってくる2018年夏。皆様、お変わりありませんでしょうか。

 さて、前回お伝えした通り、私、44歳になりました。イレギュラーにもかかわらず、三宿のイベントにわざわざお越しいただいた皆さん、ツイッターやブログなどにコメントを寄せてくれた皆さん、本当にありがとうございました。おかげで素敵なバースデーになりました。いつも以上に心地よい音と、美味しいお酒を堪能できました。

 44歳。もはや誕生日ではしゃぐような年齢でないことは百も承知なのですが、それでも祝ってもらえることは嬉しいもの。ツイートで触れたように、あれから月日は経ち、体型も変わり、すっかり中年街道まっしぐら。階段を上がっただけで息が切れてしまうほどですが、とても幸せです。常に、いまが最高だと思えるのも、皆さんのお陰です。

 ときおり、「誕生日が嬉しくない」なんていう人もいますが、こうして齢を重ねることは、とても素晴らしいことだと思います。その年齢でしか見られない景色があるから。それに、誕生日を迎えられることは、決して当たり前ではありません。

 こうして、お酒やコーヒーを飲むことも、映画を観たり、音楽を聴くこと。風を感じられること、木々を眺められること。汗をかいたり、お腹が空いたり。悲しくなったり、気分を害されたり。どれも、生きているからこそ。決して当たり前ではありません。日常への感謝。全てに感謝。

 それでも人間ですから、365日、四六時中感謝していられるほど、日常に余裕があるとは限りません。些細なことで腹を立てることもあるでしょう。それでも、この世に生を受けた日には、全てに感謝したくなるものです。「おめでとう」と言ってくれる人がいること。グラスを合わせられること。

 1年は365小節。ビートは心臓が刻んでいます。日々の出来事は、その上で奏でられるメロディー。だから、人生に、無駄なものなんてない。速くなったり、遅くなったり。いろんな音で奏でられるシンフォニー。ときには、休符も必要でしょう。全ては音楽、人生は音楽。そう思って、あらゆる事象を受け止めたいと思います。

 あらためて、今日まで活動できたのも、皆さんのお陰です。まだまだ至らぬ点ばかりですが、どうか、発酵食品だと思って、これから熟成され、いい味が出てくるのを楽しみに待っていてください。50を過ぎたあたりが食べごろと言われています。いま置かれている環境に感謝して。

 

 

2018年08月24日 08:35

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