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2012年08月12日
第499回「きっとちがいない」
僕たちは、
きっとしあわせにちがいない。
なにがあろうと僕たちは、
きっとしあわせにちがいない。
どんなに悲しみが押し寄せても
どんなに辛く苦しい日々が続いても
僕たちは、
きっとしあわせにちがいない。
悲惨なニュースが流れようと
大切なものを失おうと
僕たちは、
きっとしあわせにちがいない。
だれも教えてくれないけれど
僕たちは、しあわせにちがいない。
少なくともこの文字を認識しているのなら
あなたはしあわせにちがいない。
あなたを囲んでいるものに気づかないのなら
いっそ失って、気づいたほうがいい。
だれがなんと言おうと、
いいねなんて言われなくても、
僕たちは、しあわせにちがいない。
強がるのではない。
言い聞かせているのではない。
きっと死んだらわかる。
感じること、意識すること、
生きていること、それ自体が幸福なこと。
死んでからじゃ意味がない。
できないことではなくて
いま、できること。
時間に乗れない人はいない。
通り過ぎる美しい景色に気づいていないだけ。
この世に存在する唯一の不幸は
自分が幸福であることに気づかないこと。
僕たちは、
しあわせにちがいない。
僕たちは、
しあわせにちがいない。
ただ
気づいていないだけなんだ。
2012年08月12日 00:23