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2012年06月17日

第491回「なにごともなかったように」




 





 





なにごとも





 





なかったように





 





僕たちは





 





いなくなってしまうんだね。





 





なにごとも





 





なかったように





 





僕たちは





 





自然に帰っていくんだね。





 





 





言葉そのものが





 





道具だったとき





 





火そのものが





 





希望だったとき





 





こんな風になるだなんて





 





思いもしなかっただろうね。





 





賢いのか愚かなのか





 





わからないけれど





 





僕たちはこうやって





 





この地球から





 





いなくなっていくんだね。





 





きっと恐竜たちと





 





同じだね。





 





存在していたことさえ





 





信じてもらえないかもしれないね。





 





自分たちで選んだのだから





 





仕方がないね。





 





終わり方を





 





自分たちで決めたのだから





 





仕方がないね。





 





まだ間に合うのかな。





 





もう間に合わないね。





 





 





なにごとも





 





なかったように





 





僕たちは





 





いなくなってしまうんだね。





 





なにごとも





 





なかったように





 





この地球は





 





回り続けるんだね。





 





僕たちにとって





 





風が通り抜けるのと





 





同じこと。





 





なにごとも





 





なかったように





 





僕たちは。





 





なにごとも





 





あったのに





 





僕たちは。








2012年06月17日 14:15

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