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2019年08月02日

第800回「felicidade」

 

 さて、800回を迎えました。節目節目で触れていますが、今は懐かしい「iモード」という機能が世に広がりはじめた、まだスマホのない頃、ツタヤ・オンラインという携帯サイトで12回限定の連載ということで、「週刊ふかわ」はスタートしました。当時は情報番組に出演することもなかったので、読者に違和感を与えたかもしれませんが、テレビでもラジオでも話さないような内容を綴ることができる場所になりました。話すのと書くのでは、スピードや掘り下げ方も異なりますが、曲を作ることと書くことは似ている気がします。また、些細なことに目を向ける習慣や、言葉を選んで綴ることは、文章構築の鍛錬の場にも。旅行の際には、帰国してから記すことで追体験もでき、それらが書籍化されたりもしました。

 「週刊ふかわ」というくらいですから、日々感じたことを言語化してお届けしてきましたが、今後も無理のない範囲で、休載も連載のうちという開き直りで、続けて行ければと思っています。

 環境が思考を作るのか、思考が環境を作るのか。何れにしても、ありふれた日常が奇跡であることは間違いありません。ささやかなしあわせ。そんな気持ちを抱きながら今日までやってきましたが、この800回という契機に、ちょっとした催しをしたいと思います。日常を彩ってくれるものたちへ、感謝を込めて。

 

「駅から伸びる小さな商店街には、素敵なものがいっぱい。散策するのも楽しいけれど、一堂に会する場所があったなら。美味しいコーヒーとスウィーツと、素敵な音楽に囲まれて。日常を彩る、私のfelicidade。」

 

 来たる20198月16日。夏真っ盛りの金曜日は、小さなカフェで、felicidadeなひととき。ここで素敵な時間を味わっていただこうと思います。

 ブラジルはイパネマ農園で採れたコーヒー豆による、当日限定フェリシダージ・ブレンド。アイスもホットもご用意します。もちろんその日しか味わえません。可愛らしいタルトやプリンなどのスウィーツや、普段いただいている雑穀米カレーをベースにした、特製フェリシダージ・プレートをご用意。私は、日常を支えてくれているボサノバ、そしてジョアン・ジルベルトへの感謝を込めて、ボッサ・ナンバーで彩りたいと思います。 

 

 そよぐ風はイパネマの香り。ボサノバとコーヒーで、felicidadeなひととき。フェスのような激しいイベントではありませんが、ささやかなしあわせにつながる時間になれば幸いです。日常を支えてくれる場所への感謝の気持ち。当日は、昼と夜の2部制になっています。心地よい風を感じながら、ここにしかない時間を味わってください。

 

 

2019年08月02日 18:06

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