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2019年05月24日

第791回「お酒のおかげ」

 

 以前から言及したりブログであげていることもあり、梅酒を頂く機会が増えました。梅酒にはまっている印象を与えているかもしれませんが、いろんなお酒を嗜むようになりました。日本酒、焼酎を品定めする姿は、カシス・ウーロンとカシス・オレンジを交互に飲んでいた20代の頃からするとかなりの進歩です。

 仕事の帰り道、ハンドルを握りながら「帰ったら何を飲もう」と想像します。「今日は焼酎にしよう」「今夜は日本酒にしよう」寝る前に一杯。おかげでリラックスして眠りに就けます。曲を作る時も、お酒を横に置いて音を選んだり。休みの時は昼間からということも。もはや、音を肴にお酒を飲む至福のとき。旅先で地酒を見つける楽しみも増え、お酒を味わうことで土地への愛情も深まります。

 学生時代、今ではアルハラに該当するのでしょうが、とにかく飲まされました。「イッキ」という歌がゴールデンタイムの番組で熱唱されていたわけですから、時代というのは恐ろしいものです。味わうというより流し込む。それ以来ビールの印象が悪くなり、いまだに「あの頃」を思い出してしまうのでほとんど口にしません。オクトーバーフェストのような空間に身を投じてみれば意識も変わるかもしれません。

 昨今、「お酒に酔ったせいで」というフレーズをよく耳にします。飲酒運転、暴言。もちろん、悪いのはお酒ではなく、うまくコントロールできなかった人間のせい。「酒癖が悪い」「豹変した」と言いますが、本質部分が露呈しただけで、逆にお酒が周囲に教えてくれたと捉える方が適切でしょう。お酒で肝臓を悪くすることもありますが、それもお酒というより節度のなさに問題があるのでしょう。

 ちなみに、僕は酔うとたちまち感謝の気持ちで一杯になります。引退コンサートの様に、いままでありがとう!といいながら、みんなに握手して回ったり。これは「豹変」ではなく、きっと普段から感謝の気持ちがあるということでしょう。それが表面化する夜。今では記憶をなくすことはなくなりましたが、かつては目を開けたら見知らぬマンションのロビーで寝ていた、なんてこともありました。

 クラブイベントの時は、テンションをあげるために、テキーラをショットで頂くこともあります。たまには羽目をはずすことがあってもいいのではと思いますが、年齢的にそろそろ抑えなければいけないかもしれません。

 人と人との距離を近づけたり、リラックスしたり、土地を感じたり。お酒は味だけでなく、様々な効果があります。だから、酔った勢いで人生を棒に振るのは本当に悲しいし、残念なこと。お酒は人々を笑顔にする。人生を豊かにする。「嫌なことを忘れるために」という飲み方もしません。乾杯は、しあわせの入り口なのです。

 

 

 

2019年05月24日 22:27

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