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2019年04月19日
第787回「とんぶりの旅④」
「ここかな?」
ゆっくりと日が落ちて、視界が薄暗くなりかける頃、タクシーが一軒のお店の前に停まりました。ツイッターで教えてくれた数々の情報から、インスピレーションで決めたお店。
「昨日お電話した、ふかわですけど」
「はい、お待ちしていました!」
カウンターの中のご主人と、ラジオに見学まで来てくれた奥様と、若いスタッフが迎えてくれる18時。マネージャーと二人、カウンターに並びました。
「今日は、何軒か周りますか?」
この質問は要約すると、ここでたらふく召し上がりますか?ということでした。なんでも、前日の予約にもかかわらず、とんぶりメニューを考案してくれたようで、とんぶり三昧コースになっているとのこと。小鉢に入った前菜からスタートする、地のものをベースにした料理のほとんどにとんぶりが入っています。ビザやグラタンのような洋風のものまで。
「昨晩、いろいろ試してみたんですよ」
今日だけの特別メニュー。まさかここまでしてくれるとは。お店の方の心意気もさることながら、ここまでくると自分の選球眼も侮れません。梅酒から、秋田のお酒「春霞」に切り替わると、他のお客さんとも会話が弾んできます。
「せっかくですから、かぶっておきます?」
地元の方と触れ合うひととき。すっかり酔いも回ってきました。
「ごちそうさまでした!」
お腹も心もすっかり満たされて、お店を後にする21時。
「いいお店だった…」
翌日はラジオ番組と、報道番組の出演が予定されています。剣道の全国大会があるそうで、ホテルのロビーは高校生たちがいつもウロウロしていました。
「せっかくだから、これかぶってみようか」
全国からやってきた剣道少年たちと、ナイスとんぶり!それを見ていた他の宿泊客とも撮影が始まります。今日1日で何人の人がかぶったことでしょう。大館から秋田市へ、たくさんの人たちと言葉を交わした一日。部屋に戻ると、そのままぐっすり眠りにつきました。
「市場でも行ってみるか」
やはり朝は冷え込んでいます。せっかくなので、ローカルヒーローの超神ネイガーさんに教えていただいた秋田市民市場へ向かいました。ホテルから歩いて5分ほど。そこに足を踏み入れると、予想もしない光景が待っていました。
2019年04月19日 08:03
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