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2019年03月08日

第781回「とんぶりの唄ができるまで〜中編〜」

 

「♪とんぶり食べましょ〜とんぶり食べなくてもそんなに人生は〜あんまり変わらないけど〜」

 メロディーに言葉がはまりやすかったのは、きっと、「とんぶり」という響きのおかげ。語感が良かったです。「とんぶり」「あんまり」「そんなに」「たっぷり」。ほのかに韻を踏むように、フレーズがスルスルと降りてきます。曲を作りたいと思った要因の一つは、この「とんぶり」という名前のキャッチーさがあったからでしょう。

 今回、一緒に歌うのは若林史江さん。かつて、ザ・おかわりシスターズでもCDを出しました。「恋はおかわり」と「期待感ゼロ」と、2曲レコーディング経験があったので、歌声のイメージはしやすかったのです。

「今回は、男女のデュエットで行こうと思います!」

 当初は、僕が作って若林さんが歌うのがいいと思ったのですが、曲調がみんなで歌う雰囲気になったので、二人で歌うことにしました。

「アーティスト名は、とんぶり兄妹!」

 そのことをデザイナーに伝えると、数日後、妙なイラストが戻ってきます。

「こ、これはいい!」

 とんぶりを頭にかぶった謎の生き物。可愛いのか気持ち悪いのか、とにかく見た目のインパクトが凄い。落書きのようなスケッチのおかげでイメージが固まり、敵か味方か、謎の生命体「とんぶり兄妹」が誕生しました。

 あくまで僕と若林さんは声の出演で、表に出るのは「とんぶり兄妹」というキャラクター。そういう意味では、ザ・おかわりシスターズのときと多少コンセプトが変わりました。このキャラクターを見ていたら、イメージがさらに膨らみます。

CDにしてしまおう!」

 ザ・おかわりシスターズのときも、レコーディングは一曲だけで、あとはリミックスを入れてCDにした経緯がありました。今回も同様の流れでできるのではないか。一つのメロディーラインができれば、様々なバージョンの「とんぶりの唄」を作ることができる。出会って数ヶ月でCDにする現象としての面白さと、一曲では収まりきらなかったとんぶりに対する愛情があれば、決して困難なことではありません。年末年始の時間のあるところで、一気に別バージョンのアレンジを作成しました。正直、この手の作業は大変ではありますが、楽しくて仕方ないのです。

 そうして、オリジナル、80’SEDMという、全くカラーの違う曲調のとんぶりの唄のデモができました。もう一曲は、ピアノバージョンのインストルメンタルを入れて。しかし、若干の懸念はありました。

 オリジナルがゆったりとした歌い方なので、それをリミックスするのはなかなか厳しいところがあります。テンポはもちろん、ノリが違う。なので、一度歌った素材を流用するのではなく、それぞれのバージョンごとに歌うことになります。レコーディングでの負担が大きく、1日に何曲も歌えるだろうか。そんな不安の中、レコーディングの日を迎えました。

 

PS:ダウンロードしてくれた皆さん、ありがとうございました!

2019年03月08日 08:10

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